代表コラム president column

第11回 「取り組み⑤ 育てる:インキュベーション」

 水戸のまちなか再生に向け、ビジネスプランコンテストや空き店舗ツアーなどを実施してきたが、もっと根本的な、新規創業者・起業家そのものを育成するところから支援したいと考え、銀杏坂の郵便局向かいにインキュベーション施設『M-WORK』を開設した。

 多様な形態・規模に対応した新規創業者の支援を図るための施設で、水戸出身で新進気鋭の若手起業家・須田将啓氏(エニグモ代表)らとのコラボレーションで実現。

 敷地面積は440㎡。地下1階は黒板やプロジェクターなどを設置したイベントスペースとポップアップショップ。1階は茨城初上陸となる第3ウェーブのカフェ「BYRONBAY COFFEE」が出店。

 2階と3階はコワーキングスペースとして運営し、会社登記やバーチャルオフィスとしての利用も可能。屋上はテーブルやソファなどを配置した多目的利用スペースを設け、施設を利用する人が交流できる場としても提供。

 平成30年秋のグランドオープン以降、水戸のまちなかのオシャレな空間として、若者を中心とした利用が進んでいる。特に地下では、既に講演会や勉強会などのイベントが100回以上開催されている。

 新しい「何か」が生まれるワクワク感のある空間、想像を現実に変える場所の誕生だ。

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