第14回 「まちで起業スクール」
これまで紹介した通り「まちみとラボ」では、平成28年度から3年間にわたり、水戸市や商工会議所、地元の商店街と連携しながら、マルシェや空き店舗ツアー、ビジネスプランコンテスト、出店者に対するリノベーション支援、さらには冊子やWebによる情報発信などを行ってきた。
これらの成果を踏まえ昨年秋から、よりブラッシュアップされた「まちで起業スクール」を開講した。水戸のまちなかで起業し、地域と一緒に育ち稼ぐお店づくりを目指したい方を対象にした、今までの創業支援・起業家育成講座とは一味も二味も違う、より実践的・具体的な起業スクール。
理論的なことや成功事例の紹介といった表面的な講座ではなく、実際に事業に取り組み、悩み、苦しんだ起業家から、直接その苦労話やノウハウをお聞きする、スペシャルな講座である。
前段で商工会議所とタイアップした「空き店舗見学ツアー」を2回実施、その参加者が多いことから、水戸のまちなかが有するポテンシャルの大きさを再確認。
そして、まずは4回の連続講義。「まちで起業すること」「お店づくり」「水戸でまちづくりを考える」「まちなかとお店」。郊外にポツンと立地するのではなく、商店街の方々と共にエリアの価値向上を目指すお店づくりを学んだ。
その上で、2回のワークショップ。「経営計画・事業計画を作る」「リノベーションと広報戦略」。素晴らしい商品、素晴らしいサービスを提供するためには、それをきちんとしたプランにまとめる力が必要。また、お客さまに良いイメージで伝えるためのハード・ソフト両面での手法を学んだ。
締めくくりは「ビジネスプランコンテスト」。「まちで起業スクール」の講師陣を中心とする方々に審査員をお願いし、水戸の街の新しい可能性を発見した。

▲まちで企業スクール

▲ビジネスプランコンテスト