第18回 「水戸まちなかオープンテラス」
先月号でお伝えした、水戸のまちなかのメインストリート・国道50号沿道の飲食店75店舗中47店舗の路上使用(占用許可)について、6月26日、道路管理者である常陸河川国道事務所に一括申請した。
通常の占用とは異なり、エリア延長約2㎞、期間は4カ月以上、店舗ごとに営業形態もさまざま。さらに2m以上の歩行空間を確保し、なおかつ点字ブロックは避けなくてはならないなどの制約条件があるので、何度も協議を重ね、7月10日に占用許可が下りた。
続いて水戸市から水戸警察署に、道路使用許可を申請していただいた。営業時間や歩行者の安全性確保などの条件付きで、7月20日からの使用許可が下りた。
11月30日までの時限的、特例的、暫定的ではあるが、「水戸まちなかオープンテラス」として、飲食店の方々を応援していきたいと思う。
12月以降は、先日法改正された道路法の「歩行者利便増進道路」制度が活用できる可能性がある。今回の緊急措置以降も使用する場合は、歩行者利便増進道路の指定に向けて、道路管理者による常設化などの検討が期待される。
街としては、ウォーカブル「居心地よく歩きたくなるまちなか」へ動き出している。今回の新型コロナウイルス感染症以降、元に戻るというより、これを機に道路の使い方を見直し、水戸のまちなかの新しいにぎわいづくり、新しい暮らしづくり、新しい生活様式づくりへ、前向きに変わるきっかけになれば、と思っている。
「水戸まちなかオープンテラス」。水戸のまちなかを彩る新しい風景。ぜひ、たくさんの来街者に「水戸まちなかオープンテラス」で楽しい、新しい飲食体験を!
