代表コラム president column

第19回 「大通り魅力向上検討協議会始まる」

 既にお伝えした通り、水戸のまちなかのシンボルであり、かつ中心的な存在でもある大通り(国道50号)とその周辺地区の魅力向上について、ソフト・ハード両面での検討を行いながら未来ビジョンを策定し、その具体化に向けたアクションを起こすことを目的とした「水戸のまちなか大通り等魅力向上検討協議会」を4月に立ち上げた。

 本来であれば、設立総会を開催して承認いただく予定であったが、新型コロナウイルスの感染予防と拡大防止の観点から、構成員の方々に資料を送付、書面決議の方式を採用させていただいた。

 5月には協議会として国土交通省の「官民連携まちなか再生推進事業」に事業提案書を提出した。そして7月末に、実施事業者に決定した旨、通知があった。ただでさえ衰退している水戸のまちなかは、新型コロナウイルス感染症の影響でいよいよ瀬戸際。メインストリートである大通りの使い方をあらため、車中心から歩行者中心の「居心地が良く歩きたくなるまちなか」に向けた取り組みが本格的に始まる。

 9月10日に、キックオフとして、第1回目の全体会議を水戸芸術館会議場で開催。未来ビジョンの策定は2カ年で行うこととし、本年度は実態調査や検証を行いながら素案をまとめ、次年度には社会実験を行いながらビジョンの取りまとめを行う。バックキャスティング方式により、まず目指すべき姿をイメージし、課題と可能性を洗い出す。

 また、将来像共有のためのアプローチとして、シンポジウム(市民対話集会)と情報発信を行い、多くの市民とともにエリアの将来を考え、方向性を共有する場づくりを進めたい。

 

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