第20回 「ビジョンづくりに向けて」
9月10日、水戸芸術館会議場で「水戸のまちなか大通り等魅力向上検討協議会」の全体会議が開催された。
最初にこれまでの経緯や協議会の設立趣旨、概要について触れ、その後の議事では、協議会が取り組む「官民連携まちなか再生推進事業」の概要や令和2年度の活動内容、活動予算について協議した。
また検討体制として、エリアの価値を高める「魅力発信・デザイン検討委員会」を設け、暮らし方や働き方を含めた「場」の作り方、使い方、機能、景観などの方向性を検討・提示することとした。
さらにこの委員会の下に、水戸のまちの将来を担う若手を中心とした「道路空間再編・交通検討部会」「空間利活用検討部会」「魅力ある店舗づくり検討部会」と、モデル的な裏通りづくりを検討するための「裡ミトづくり検討部会」を設け、将来像や実現施策についての実質的な議論の場とした。これら委員会・部会の顔合わせ、キックオフを兼ね、9月23日に合同セミナーを開催した。
総括的な議論をする委員会での議論内容を部会に反映させると同時に、ボトムアップ的に部会から委員会へ議論を持ち上げることもあろう。誰にとって居心地が良く歩きたくなるまちなかなのか。そしてこのまちなかを舞台に、今後どのようなライフスタイル・ワークスタイルが展開されるのか。ビジョン素案をまとめるため、与えられた来年3月までの限られた期間に、大いに議論し、具体的なビジョンを固めたい。
