第41回 「大通り協議会、令和4年度のキックオフ」
6月29日、水戸芸術館会議場にて、水戸のまちなか大通り等魅力向上検討協議会の令和4年度第一回全体会議が開催された。昨年度より1カ月ほど遅れたが、その間、事務局に新たに加わった水戸市役所の方々をはじめとする中核メンバーによるリアルやリモートでの会議や、スラック(チャット形式でコミュニケーションが取れるツール)での意見交換を重ね、全体会議に臨んだ。全体会議では、昨年度の事業報告と収支決算、今年度の事業計画と収支予算を協議、承認いただいた。
今年度は、昨年度に策定された未来ビジョンを踏まえた、継続的社会実験とプロモーション活動をスタートさせる年となる。
社会実験の中では、歩車共存空間のあり方や沿道空間の一体化、さらにコンテンツの充実などを試行する。プロモーション活動では、地元の商店街の方々やお住まいの方々、通勤・通学関係者それぞれに向けて、共感の輪を広げるための勉強会や制度説明会、ワークショップなどを実施する。
これらの事業を運営するにあたり、今年度は、ビジョン策定を目的に設置された従来の委員会や部会を発展的に解消し、新たに「運営委員会」を設置した。社会実験やプロモーション活動について、運営委員会による議論をベースに、7月から再開する「水戸まちなかデザイン会議」で協議し、一つひとつ具体化する。
どんな取り組みにも、上手くいくことと、いかないこととがある。運営体制を含め、協議会の取り組みは常に、実験的だ。
