第44回 「社会実験、始まる」
みんなで創る、水戸のまちなかの新しい日常。新しい日常としての空間活用・移動体験と、挑戦したい人を応援し支える関係づくりを。
官民連携の社会実験『水戸まちなかリビング作戦2022』。7月から水戸まちなかデザイン会議で検討を続けてきたが、9月14日に開催した協議会の全体会議にて実施概要を承認いただいた。
実施期間は10月9日から30日の約3週間で、場所は昨年同様、南町2丁目から3丁目が中心だ。裏通り沿道の民地空間を中心に、より快適で日常使いしたくなる居場所にするべく、民地空間の一部をオープン化し、植栽やテラス席の設置、フリーWi-Fiの提供などを行う。公共空間である南町自由広場においても、より身近な広場として使い勝手が良くなるよう、植栽やテーブルセットを設置するなどにより、滞在性を高める。
前回紹介した、無料で乗ることができるグリーンスローモビリティ(グリスロ)は、公募により愛称も「TOCO-TOCO(トコトコ)」に決まり、実験開始前日の10月8日から黄門まつり本祭の翌日11月6日まで、低速で南町から泉町にかけての裏通りを周回する。
合わせて期間中は、まちなかでの挑戦企画「まちなかチャレンジ」を募集し、まちなかの活用促進を図る。たくさんの方にまちなかリビング作戦に参加いただき、水戸のまちなかの新しい日常を提案いただきたい。
期間中は各種データや利用者の方々からアンケートなどで意見を収集し、今後のまちなかの都市空間づくりや、実験会場の常設化に向けた検討材料としたい。
