代表コラム president column

第45回 「今年の社会実験、いかがでしたか?」

 10月9日の日曜日から始まった社会実験「水戸まちなかリビング作戦2022」。実験会場は前日の10月8日にボランティアの皆さんと一緒に作り上げた。このような取り組みは、まちづくりの仲間づくりにとって、とても大切だ。

 さて、昨年度作成した未来ビジョンに基づく今回の社会実験は、水戸のまちなかの「新しい日常」としての快適な居場所(=まちなかリビング)を創るほか、まちなかの新たな移動手段としてのグリーンスローモビリティ(以下グリスロ)“TOCO-TOCO”の導入実験や駐輪場の設置も行った。さらに「まちなかチャレンジ」など、有志による空間活用実験も実施された。SNSによる情報発信として、グリスロ運行ルートや南町2・3丁目の店舗を、学生たちが紹介した。

 社会実験は10月30日までだが、グリスロの運行は、黄門まつり本祭の翌日、11月6日まで。さてさて、反響やいかに?グリスロは、小さいお子さまと一緒のたくさんの親子を中心に楽しんでいただけたようだが、まちなかで働いている方やお住まいの方々が、どれだけ街に繰り出してくれたか。今後の社会実験のあり方やまちなかづくりに向けた検討材料として、新しい日常を体感した方々からのアンケートやヒアリング、通行・滞留調査などの結果を検証し、年内には結果を出したい。

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