第47回 「社会実験の結果概要」
昨年10月に実施したまちなかでの社会実験の結果がまとまりつつある。
居場所作りに対し、会場利用者から多くの賛同が得られた。用意した居場所は、日常の居場所として好ましいものであったようだ。社会実験を継続し、好評かつ常設化できるものは常設化し、少しずつ居心地の良い場所、新しい日常を増やしていく必要がある。
期間中1,000人以上の方が利用したグリーンスローモビリティについては、多くの継続要望が確認できた。車内広告の導入やルートの再検討・充実、他の公共交通との連携、ロケーションサービスなどの改善、沿道店舗との連携(協賛・割引)などを探りつつ、本格導入を見据えた実験を継続する価値はある。
また、若手メンバーが中心になって、まちなかの49の商店主と交流・情報発信を行った。店舗情報を掲載したインスタグラムは4,000超のアカウントの関心を引いた。継続的な情報発信の必要性を再認識した。
「南町2丁目以外や大通りの北側でも実験を」といった声もあった。商店街や個々の商店主、また土地やビルのオーナーたちと共に、さまざまな制度などの適用可能性や官民の役割分担について検討し、具体化に結び付ける取り組みを増やしていく必要がある。
