代表コラム president column

第68回 「元気な水戸まちなかデザイン会議」

 本年度の水戸のまちなか大通り等魅力向上検討協議会では、既にお伝えしたように、試行・実証実験を進めながら、さまざまな施設や地域との連携のあり方を示す「連携ビジョン」の素案を策定する。協議会の本年度第1回目の全体会議を6月に開催し、その後、協議会活動の要である水戸まちなかデザイン会議を4回開催した。今年のデザイン会議では、次に示す4つの部会を設置し、担当制で検討を進めている。印象として、とても元気で活発だ。

連携企画づくり
 連携ビジョンを意識した取り組みを検討。連携の仕組みを考え、調整し、プロモーションも行いつつ、イベントとして具体化。

パークレット製作
 新たにパークレットを1カ所追加。商店街や沿道事業者と調整し、デザインを検討、そして製作・設置。

未来ビジョンのブラッシュアップ
 未来ビジョンで描く将来像をビジュアル的にイメージできるグラフィックを検討。加えて、大通り協議会のロゴを製作。

調査・検証
 連携ビジョン素案に基づく連携企画の効果を検証するための調査方法を検討。パークレットの活用状況と、設置することによる交通安全面への影響についても調査。

 今年のデザイン会議の特徴は、若手を中心に、ビジュアルな手法を用いての検討が進められていることだ。具体的には、グラフィックレコーディング(グラレコ)による取りまとめ、Miroを使ったアイデア出し、イメージイラストによるビジョンの可視化、などだ。これらにより、情報やイメージの共有化が促進されている。
 デザイン会議での検討をベースに、この秋、南町と銀杏坂にて試行・実証実験を実施する。

▲元気な水戸まちなかデザイン会議の様子

▲パークレット製作についての意見をグラレコでまとめる

▲毎回のデザイン会議の内容をグラレコでまとめる

▲イメージイラストを活用した検討

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